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小1でも理解できた「マイクラの順序思考」は、なぜ勉強より強いのか?

第1記事では、「マインクラフトを見ていて、これはただのゲームじゃないかもしれない」と感じた最初の瞬間について書きました。

今回は、もう少し踏み込んで、なぜマイクラが”考える力”を育てていると感じたのかを整理してみたいと思います。

親として、「ゲームは本当に意味があるのか?」そう自分に問い続けながら、子どもの様子を見てきた中での話です。


「これを作るには、まず何をすればいい?」

マイクラを見ていて、強く印象に残ったのは、子どもが常に順番を考えていたことでした。

たとえば——

  1. 木を切る
  2. 原木を板にする
  3. 作業台を作る
  4. そこで道具を作る

この流れを飛ばすと、何も始まりません。

そのときふと、「これ、ほとんどプログラムじゃないか?」と思いました。


マイクラは「手順を間違えると、何も起きない」世界

マイクラの世界は、とてもシビアです。

やることが間違っていれば、ただ”うまくいかない”という結果が返ってくるだけ。

  • ヒントはない
  • 正解表示もない
  • 間違えても誰も訂正してくれない

でも、だからこそ子どもは考えます。

「順番が違ったのかな?」
「材料が足りないのかな?」


これは「プログラミング的思考」そのものだった

最近よく聞く「プログラミング的思考」という言葉。

でも、難しく考える必要はないと思っています。

私なりに噛み砕くと、こうです。

やりたいことを、実行できる順番に分解する力

マイクラの中で、子どもはずっとこれをやっています。誰に言われなくても、自然に。

  1. 何をしたいか考える
  2. そのために必要なものを洗い出す
  3. 順番に試す
  4. うまくいかなければやり直す

なぜ学校の勉強より「強く」身につくのか

学校の勉強では、間違えると×がついたり、点数が下がったりします。

でもマイクラでは、失敗はただの情報です。

失敗が「次の一手」になる。

理由①:失敗しても怒られない

  • これはダメだった
  • じゃあ次はこうしてみよう

このサイクルを、自分のペースで回せます。

理由②:自分で決めている

もう一つ大きいのは、誰かにやらされていないということ。

  • 何を作るか
  • いつやめるか
  • どこまでやるか

すべて自分で決めています。


親が「教えすぎない」ほうが伸びた理由

最初の頃、子どもはよく聞いてきました。

「これ、どうやるの?」
「なんで動かないの?」

つい答えたくなります。でも、途中から少しずつ変えました。

「本を見て調べてごらん」

そう言うようにしました。

すると——

  1. 本を読む
  2. 一文字ずつ入力する
  3. 間違いに気づく
  4. やり直す

この一連の流れを、自分で回し始めたんです。


順序思考は、勉強にも将来にもつながる

マイクラで身につくのは、ゲームのテクニックだけではありません。

  • 因果関係を考える力
  • 条件を整理する力
  • 試行錯誤を続ける力

これは、算数や理科、そしてこれからのプログラミング教育(STEAM教育)の土台になるものだと思っています。


まとめ:だから、私はマイクラを止めなくなった

誤解してほしくないのですが、「ゲームなら何でもOK」と言いたいわけではありません。

過集中の問題もあるし、生活とのバランスは必要です。

それでも今は、こう考えています。

親の役割は、すべてを管理することではなく、考えられる環境を整えることなのかもしれない。

考えている時間そのものは、できるだけ奪わない——それが、今の私の方針です。


次回予告

次は、「マインクラフトは教育にいいのか?」という問いについて、少し立ち止まって考えてみたいと思います。

実はこの問い自体が、マイクラの見方を狭めてしまっているのかもしれません。


この記事を書いた人

ぴくふぃろ|40代・3児の父

  • 国立大学大学院修了(理系)
  • 大学入試過去問集(赤い本)の編集経験あり(5年間)
  • 趣味はランニング(サブスリーランナー)

塾なし・公立校育ち。「考える力」の本質を、マイクラを通じて親子で探求中。

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