なぜ「15分」なのか。
5分でもなく、30分でもなく、なぜ15分なのか。
正直に言うと、最初から深い意味があったわけではありません。
ただ——
「短すぎず、長すぎない」
それだけでした。
まずは兄弟対策だった
第5記事で書いた通り、「全部終わったらマイクラ」は失敗しました。
兄弟間の不公平感。寝る前の爆発。
そこで考えたのが、“交代制”です。
でも、30分だと長すぎる。待っている側が荒れます。
10分だと短すぎる。「今やっと乗ってきたのに!」が発生します。
試行錯誤の末に落ち着いたのが、15分でした。
タイマーを自分たちでセット。鳴ったら交代。
シンプル。
でも、これが想像以上に効きました。
面白かったのはここから
ある日、長男の方が一人で家にいました。
本来なら、いくらでもマイクラができる状況です。
でも、「タイマーをかけてね」と言ったら、特に違和感なくタイマーをセットしました。
15分後、宿題を1つ終えました。
またマイクラを始めました。
その後も、15分ごとにちょっとずつ、
- 宿題
- ピアノの練習
- 上履き洗い
ちゃんと終わらせていってくれたんです。
制限は外から始まり、内側に移る
もともと15分は、兄弟間の衝突を防ぐための“外的ルール”でした。
でもいつの間にか、「時間を区切る」という感覚が子どもの中に残っていたんです。
一人のときでも、
- タイマーを鳴らして、宿題をやる
- ピアノを3回弾く
- 音読を1回やる
- 上履きを洗う
- 終わったら、またマイクラに戻る
ここが大事なのですが、宿題もピアノも決して15分はやっていません。
そのとき決めた分だけ。
やったら戻っていい。
だから、始められる。
15分は”我慢”ではなかった
私は最初、「制限=我慢」だと思っていました。
でも違いました。
15分は、区切りでした。
無限にやっていいと、逆に止めにくい。
でも、「あと15分」と思えると、今に集中できます。
そして終わったら、次に切り替えられる。
兄弟対策で始めたルールが、いつの間にか“自己管理”の練習になっていたんです。
完璧ではない
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
タイマーが鳴っても「あとちょっと!」はあります。
でも、以前の「全部終わったら」よりは、ずっと健全です。
次回予告
ここで一つ、不思議なことがあります。
15分ルールは、ゲームのために作りました。
でも、気づけば、
- 宿題も
- ピアノも
- 他のことも
15分で回り始めたんです。
なぜそんなことが起きるのか。
次回は、「時間を区切ると思考はどう変わるのか」について書いてみたいと思います。
この記事を書いた人
ぴくふぃろ|40代・3児の父
- 国立大学大学院修了(理系)
- 大学入試過去問集(赤い本)の編集経験あり(5年間)
- 趣味はランニング(サブスリーランナー)
塾なし・公立校育ち。「考える力」の本質を、マイクラを通じて親子で探求中。
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