「全部終わったらマイクラね。」
たぶん、多くの家庭で一度は登場する魔法の言葉だと思います。
- 宿題やってから
- 明日の準備してから
- お風呂入ってから
全部終わったら、ご褒美としてゲーム。
一見、完璧なロジックに見えます。
我が家も、もちろん採用しました。
そして——見事に失敗しました。
何が起きたか
まず、兄弟の空気が悪くなります。
「なんでお兄ちゃんだけやってるの!?ずるい!」
「僕はもうぜんぶ終わったから。そっちが遅いだけでしょ!」
自分はおあずけなのに相手はプレイしている。そりゃ気になります。当たり前です。
どちらかと言えば、長男はちゃっちゃと終わらせる
(だが雑なのでやり直しも多い)タイプ。
一方の次男は
気が散りやすかったり、
やる気が出なかったり、
過集中だったりで、
なかなか課題が終わらないタイプ。
- 宿題が始まらない。親は付きっきりで応援
- 次はピアノの練習。急にやる気スイッチが入って没頭する。そしてお風呂が遅くなる
- お風呂に行ったら出てこない
ここで2つ目の問題が生じます。
そう、気づけばもう寝る時間。
そこで繰り返されるいつもの叫び。
「もっとマイクラやりたかった!」
「僕、全然マイクラしてない!」
平和ではありません。
問題はルールではなかった
振り返ると、失敗の原因はとてもシンプルでした。
「全部終わったら」という条件が、子供にはハードルが高すぎたのです。
僕は今、目の前のことで頭がいっぱいなんだ!
「全部終わったら」は遠すぎて見えない。
今はやりたくない、今は遊びたい。
その気持ちを自分でコントロールする——これは、
成長とともに少しずつできるようになることです。
正直、大人でも難しい。
なのに、親は無言でその理想を期待している。
これは、地味に危険です。
ご褒美化の副作用
もう一つ、気づいたことがあります。
ゲームを「ご褒美」にすると、
- 勉強=嫌なもの
- ゲーム=最高の報酬
という構図が固定されてしまうんじゃないかという懸念です。
私はそこまでゲームを神格化したいわけではありませんでした。
ただの娯楽でいい。
特別扱いしすぎると、逆にこじれる。
だから、やめた
思い切って、やめました。
このルールは、うまく機能していなかった。
「全部終わったら」は撤回。
代わりに導入したのが、今の15分交代制です。
完璧ではありません。やることが終わっていないのに遊ぶのですから。
でも、あの空気よりはずっといい。
次回予告
では、なぜ「15分」なのか?
5分でもなく、30分でもなく、なぜ15分なのか。
後付けかもしれないけれど、そこにはちょっとした理由があります。
次回は、我が家の「15分交代制」の裏側と、
それでも完璧ではない現実について、正直に書いていきます。
この記事を書いた人
ぴくふぃろ|40代・3児の父
- 国立大学大学院修了(理系)
- 大学入試過去問集(赤い本)の編集経験あり(5年間)
- 趣味はランニング(サブスリーランナー)
塾なし・公立校育ち。「考える力」の本質を、マイクラを通じて親子で探求中。
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